画像: 「恩返し弁当」〜彩り豊か三色弁当〜

学生時代、毎日早起きをして自分のためにお弁当を作ってくれたお母さん。
喧嘩した次の日も、ちゃんとお弁当を用意してくれていたお母さん。
特別な日には、お弁当に好物をそっと入れてくれたお母さん。

あの頃は照れくさくて言えなかった感謝の気持ちを、大人になった今、息子さんからお母さんへ「お弁当」というかたちで恩返しします。題して、「恩返し弁当」。

6年間、一日も欠かすことなく作ってくれたお母さんへ

画像1: 6年間、一日も欠かすことなく作ってくれたお母さんへ

今回お母さんへ「恩返し弁当」を作ってくれるのは、都内に住む英明さん。学生時代はスポーツに夢中だったという彼、今は結婚し実家を出て暮らしています。今日はお母さんへお弁当を作るために愛犬と一緒に実家へ帰ってきてくれました。普段あまり料理はしないという彼に、愛犬もなんだか心配そう。

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英明さん「今日はお母さんが昔よく作ってくれた三色丼を作ります。スマホで作り方を調べたので、たぶん大丈夫……かな? うちは両親共に働いていたので、お母さんが毎日朝早くから起きてお弁当を作っていたのは今思えば大変だったんだろうなぁと思います。でも、一日も欠かさずお弁当を作ってくれていましたね」

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そう話しながら、意外と手際よく料理をする英明さん。中学は野球、高校はアメフトとスポーツ男子だったそう。アメフト部では土日の試合に親御さんの参加義務があって大変だったにも関わらず、両親はどんなこともサポートしてくれたと言います。

お母さんは一度も反対することなく、いつも味方でいてくれた

画像1: お母さんは一度も反対することなく、いつも味方でいてくれた

英明さん「中学に入学して野球をやりたいと言った時も、高校でアメフトを始めた時も“好きなことをやっていいよ”と、いつも背中を押してくれましたね。今思えば、ユニフォームや道具を揃えるだけでもたくさんお金がかかったし、高校時代は土日の試合も地方の合宿も全部見にきてくれました」

画像2: お母さんは一度も反対することなく、いつも味方でいてくれた

英明さん「平日は仕事で土日は息子の試合なんて、お母さんの自由な時間はなかったんだなぁと。それでも慣れない一眼レフを持って一所懸命写真を撮ってくれる姿が嬉しかったのを覚えています」

画像3: お母さんは一度も反対することなく、いつも味方でいてくれた

彩り豊か、栄養満点! お母さんの三色弁当を完全再現

画像: 彩り豊か、栄養満点! お母さんの三色弁当を完全再現

完成したのは、ほうれん草、入り卵、ひき肉の三色丼。付け合わせはアスパラベーコン、ブロッコリーとトマト。彩り豊かで、毎日成長期の息子の栄養を考えてくれていたお母さんのお弁当を忠実に再現しています。

さあ、いよいよお母さんを待ち合わせ場所に呼び出し、サプライズでお弁当をプレゼントします。お母さんは英明さんが作ったお弁当を喜んでくれるのでしょうか?

待ち合わせ場所は、三年間通った思い出の通学路

画像1: 待ち合わせ場所は、三年間通った思い出の通学路

お母さん「急にどうしたの? びっくりした〜」

お母さんとお弁当を食べる場所に選んだこの河原は桜が有名で、入学式などの行事ごとに写真を撮った思い出の場所。そして、中学への通学路として、三年間毎日お弁当を持って歩いた道のりです。

画像2: 待ち合わせ場所は、三年間通った思い出の通学路

お母さん「英明は下の子たちにも優しいお兄ちゃんで、いつも私を助けてくれました。あんまり叱りつけた記憶もなく、いつもスポーツをしていた思い出があります。高校からアメフトを始めた時は華奢な身体で大丈夫なのか不安だったけれど、プロテインを飲んだりトレーニングをしたり、陰で努力していたのを見ていたので、親としてできることはなんでもしてあげたいと思いましたね。その甲斐あってか、大学では頭角を現しチームを引っ張っていて、母親から見てもかっこいい息子でした」

画像3: 待ち合わせ場所は、三年間通った思い出の通学路

そう懐かしげに話すお母さん、今日は二人きりでの久しぶりの外出になんだか嬉しそうです。保育士として働きながら、兄弟合わせて7年の間お弁当を作り続けたお母さん。毎朝6時前に起き、晩御飯までお腹が空かないようお弁当箱いっぱいに愛情たっぷりの料理を詰め込んでいたそう。
そんなお母さんに10年越しの「ありがとう」をお弁当という形で伝えます。

味はちょっとわからないけど……食べてみて

画像1: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さんを前にすると、少し口数が少なくなる英明さん。恥ずかしそうにお弁当を広げます。

お母さん「なになに、うわぁー……お弁当?」

息子からの急なサプライズに驚きながらも、喜びが隠せないようすのお母さん。

画像2: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「いただきまーす!」

英明さん「味はわかんないけど……」

画像3: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「美味しい! 上手にできてるね! え、なんか幸せ〜」

評価は上々で、お母さんもとっても嬉しそうです。まさか息子さんからお弁当を作ってもらう日が来るとは思っていなかったでしょうね。

画像4: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「三色弁当作ったの覚えてたんだね。お肉がない日は、このそぼろを鮭缶にしてたのは覚えてる?」

英明さん「え? そうだっけ……そこまでは覚えてないかな」

お母さん「じゃあ三色丼の日はちゃんとスプーン付けてたのは?」

英明さん「あ、たしかにそうだった! そこまで気を使ってくれてたんだね」

画像5: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「でもこの三色丼、本当に美味しい! ラーメン屋さんのおじいちゃん、調理師のお父さんだからセンスがあるのかな? そぼろに生姜が効いているね。これは英明のオリジナル?」

英明さん「あれ、お母さんのそぼろには生姜入ってなかったっけ? 三色丼を作ってくれたのは覚えてるんだけど、どうやって味付けしてたのかはわかんなくて……。ちょっと卵が微妙じゃない? お母さんのはもっと甘かったよね?」

お母さん「そうそう、あれは結構思い切ってドバッと砂糖入れてるの」

画像6: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「美味しいなぁ。久しぶりにお弁当食べた気がする。昔はみんなの分を作るから私も仕事に持って行っていたけど、今はもう一人分しか必要ないから、作るの面倒になっちゃって」

英明さん「そっか、妹は?」

お母さん「たまに作って欲しいって言われる日があるけど、もう全然だよ。みんな大きくなったんだね」

画像7: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「わぁー最後の一口食べるのがもったいないな……まだ家にある?」

英明さん「どうだろう、少し残ってたかな」

お母さん「詰め直して、お父さんにも食べさせてあげたいな。美味しいんだもん、お母さんだけなんて申し訳ないよ」

英明さん「じゃあまた作るよ」

画像8: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「ねぇねぇ、こうやって二人でお弁当食べてるのって……年の離れた恋人に見えるかな(笑)」

英明さん「なんだそれ(笑)」

画像9: 味はちょっとわからないけど……食べてみて

お母さん「はぁ、食べ終わっちゃった。美味しかったなぁ、ごちそうさまでした! ありがとう!」

英明さん「どういたしまして、いや、こちらこそありがとう」

お母さん「ねぇねぇ、また作ってね!」

毎日のお弁当に詰まっていたもの

画像1: 毎日のお弁当に詰まっていたもの

毎日、お母さんが作ってくれていたお弁当。そこには我が子を見守り、応援する母親からの愛情がたくさん詰め込まれていました。世の中にはさまざまな家庭があり、お弁当があり、そしてそこにはそれぞれにストーリーがあるのでしょう。
たくさんの愛情を与えてくれた家族に、ちゃんと「ありがとう」を伝えていますか? 普段なかなか素直に感謝の言葉を伝えづらい家族だからこそ、あなたらしいかたちで「ありがとう」を伝えてみては?

画像2: 毎日のお弁当に詰まっていたもの


(ライター/板橋葵 カメラ/高山諒 編集/サカイエヒタ)

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