お母さんと私は、昔から姉妹のようだねってよく言われてきました。お母さんはいつも笑顔で、周りの人に親切で、娘の私から見てもとても魅力的な女の人です。そんなお母さんを今回、京都旅行に連れて行きました!

今年が社会人一年目の私。はじめてのお給料をもらって、ボーナスももらいました。ある日同期とランチをしている時に、「初任給何に使った?」という話題になって、そういえば私はまだ何も、特別なことに使っていなかったことに気づいたんです。

せっかくだから、何か記憶に残ることに使いたいなぁ。お母さんを旅行に招待しようって思いついたのはその時でした。1泊2日、二人で京都旅行!

京都までは新幹線で約2時間半、できるだけ京都で長く過ごせるように早朝に出発!お母さんには「行先は京都」とだけ伝えて、後のプランは全部サプライズにしました。喜んでくれるといいなぁ。

着物のレンタル屋さんへ

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京都に到着、まずは予約していた、着物のレンタル屋さんに向かいます。着物を着て京都を観光するなんて素敵だなぁと思って、ネットでお店を探して二人分、お願いしてたんです。

そのお店にはアンティークの着物もあったりして、お母さんでも似合う着物がたくさんありそうだなと思っていたところ、これが大正解!1点ものの素敵な着物がずらりと並んでいて、どれも可愛いんです!二人であれこれ鏡の前で試しながら、悩んだ末に決めたそれぞれの着物と帯を着付けてもらって、髪の毛もきれいにセットしてもらいました。

そういえば、お店の人には「よく似た親子ですね~」と言われました。お店の前で撮ってもらった写真を見たら、確かにそっくり。その日はたまたま髪型が似てたからというのもあるんですが、なんだか年々お母さんに近づいてきた気がします。

おばんざいが食べられるカフェ、新京極や錦市場をぶらぶら

そろそろお昼どき。京町家のおしゃれなカフェが最近京都では増えているってガイドブックで読んで、目星をつけていたおばんざいが食べられるカフェに。

ツアーガイド風に「ご存知でしたか?おばんざいとは、京都の家庭料理のお惣菜って意味なんですよ」とお母さんに話すと、はじめて聞いたみたいで、「そうでしたか~!」だって。

カフェは、古い建物をリノベーションしているけれど、中庭とか建材とかは昔のまま。はじめて来たのに前から知っている場所かのように落ち着く空間です。お母さんも「着物で京町家ランチなんて、すごいね」ってうれしそう!おばんざいのランチプレートを頼んで、最後にコーヒーと、抹茶パフェを半分こ。どれもおいしくて大満足でした。

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昼下がりは京都の町を散策。修学旅行で来たことのある新京極や、錦市場をぶらぶら。お母さんも昔、お父さんと旅行で来たらしく、懐かしいとニコニコ。家族へのお土産に、お漬物と日本茶と抹茶のバームクーヘンと、お母さんとお揃いで和柄のバレッタを買って、その日は早めにホテルに入りました。

2日目は「嵐電」で嵐山に

2日目、夜は遅くまでお母さんといろんな話をしていたから、ちょっと寝不足です。

いつもは二人で話すと言っても、ほとんど話すのは私。でもこの旅ではできるだけお母さんの話を聞こうと思って、自分の話は控えめにしました。そうすると、今まで知らなかったお母さんの昔話や、いろんな話が聞けたんです。本当に旅行に来て良かったなって思っています。

今日は京福電鉄の嵐山本線「嵐電(らんでん)」と呼ばれている路面電車に四条大宮駅から乗って、嵐山まで行きます。なんと1両のレトロな電車で、料金は一律220円でした。京都の町並みを車窓から眺められるなんて贅沢な気分です。嵐山駅に到着してホームに降りると、驚きの光景が。足湯がある!

さらに、京都風の美しい柄のポールがずらりと並んでるんです!これは京友禅が用いられた約600本のポールで、夜になると光るので、「光の林」と呼ばれているそうです。

嵐山では見どころがたくさんあるみたいですが、自然が好きなお母さんに一番見てほしかったのは、渡月橋と竹林。橋と川と山の風景を見て、そして静かな竹林の小道を歩きました。

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「今回はいろんなところに連れてきてくれてありがとう。全部素敵なところばかり。お母さんのために一生懸命プラン考えてくれたのね。何よりその気持ちがうれしい。ありがとう。」

お母さんの魅力は、こうやって感謝をきちんと言葉にできることだと思います。私もお母さんを見習って、ありがとうを伝えられる人にならなきゃ。

「お母さん、いつもありがとう」

また、一緒に旅行行こうね。

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