外出先で家族や友達と電話やメールで連絡を取ったり、行き先までの地図を広げたり、電車の乗り換えを調べたりと、iPhoneやスマホはシニア世代にとっても便利で優しいアイテム。ただ、私には使いこなせない…と不安に思ってしまう方が多いのも現実です。まずは、基本中の基本であるiPhoneの「電話」をマスターしましょう。
まずは、ボタンの名前を覚えましょう
〈iPhone 7、iPhone 8〉
〈iPhone X、iPhone XS、iPhone XR〉
電話をかける
ホーム画面には、あらかじめiPhoneに搭載されている20個以上の四角いマークが並んでいます。その中にある受話器マークを軽くポンとタッチしてみましょう。電話をかけたり、電話を受けたり、登録されている連絡先を探すことができます。
電話をかけたい相手を探してみましょう。画面下中央の「連絡先」(①)を選択すると、あいうえお順に登録されている名前が並びます。目的の相手を探すには、画面を下から上へ指を滑らせて名前を探す方法と、上の検索欄(②)に名前を入力して検索する方法があります。
連絡先の名前部分をタッチすると、その人の連絡帳が表示されます。名前の下にある「発信」をタッチすると、電話をかけることができます。
顔を見て話をしたいときは、「発信」の右にある「ビデオ通話」をタッチ。お互いの顔が画面に表示されて、顔を見ながら会話を楽しむことができます。ただし、ビデオ通話は相手がiPhoneの場合のみなのでご注意を。
電話を受ける
電話の着信があると、相手の番号や名前が画面に表示されます。左下に表示されている受話器マークを指で軽く押さえて、そのまま指を離さずに右へスライドさせると、電話に出ることができます。
これで、相手と通話ができるようになります。
スピーカーを使って手ぶらで話す
長電話をする時など、iPhoneをずっと手に持っているのは大変ですよね。そんな時は、通話中に画面右上にある「スピーカー」マークをタッチしましょう。相手の声がスピーカーから聞こえるようになり、iPhoneをテーブルなどに置いて話をすることができます。電話の向こうのお孫さんの声を夫婦二人で聞きたい時などにも便利です!
着信音を消音する
静かな場所や電車の中などで突然着信音が鳴ってしまうと、周囲の人にも迷惑がかかってしまいます。iPhoneの画面左の側面にあるマナーモードのスイッチをオン(赤くなっていたらOKです)にしておけば、着信音は鳴らずにバイブ音になります。
もし、マナーモードの設定を忘れていて、とりあえず着信音を消したい場合は、画面右の側面にある電源ボタンを一度押します。すると、着信音を素早く消すことができます。
〈ミニコラム〉
時短ワザ! よく電話をかける家族はあらかじめ登録しておきましょう
連絡先を検索する方法をご紹介しましたが、よく電話をかける相手をいちいち検索するのは大変です。そんな時は電話マークをタッチしてから、左下の「よく使う項目」をタッチ(①)します。
新たに追加する時は、左上の「+」をタッチ(②)して、追加したい連絡先を選択します。一度登録をしておけば、あとは「よく使う項目」を開いて、名前部分をタッチして電話をかけましょう。
まとめ
電話の基本操作を覚えれば、とりあえずはiPhoneを使いはじめることができ、電波が届く場所であれば家族や友達と連絡を取ることができます。使えば使うほど、どんどん操作にも慣れてくるので、積極的に電話をしてみましょう!
女子部JAPAN(・v・)
シニア向けのスマホ講座のカリキュラム作成や講師を担当、スマホの使い方ガイドを制作・監修するなどをしている女子集団。スマホ以外でも、女子にまつわるさまざまな情報を発信したり、イベントを開催しています。
イラスト/なかがわ みか