にごり酒を飲んだことはありますか?
日本酒といえば、透明な大吟醸などをイメージされる方が多いかもしれませんが、にごり酒も日本酒のひとつ。
とろりとした濃厚な味わいは冬にこそ味わいたいお酒です。
今回はそんなにごり酒「太白山 純米にごり」をご紹介します。

全国新酒鑑評会にて、11年連続金賞受賞 中勇酒造店

1906年に創業。戦時中は酒造統制等で酒造りを辞めざるを得ない時期もありましたが、それも乗り越え、今や全国新酒鑑評会で11年連続で金賞を受賞する酒蔵となりました。米洗いは普通酒でも全て大吟醸と同じように丁寧に洗い、搾った後の貯蔵管理も徹底しているのが特徴です。

次期蔵元 中島崇文さん

次期蔵元の中島崇文さんは3年前に蔵に戻ってきたのだそう。いつかは実家を継ぐと考え大学卒業後は酒問屋に就職。しかし配属先は新事業の立ち上げだったのだとか。想定外の環境下でも学べることを最大限に吸収し、実家に戻りました。
得た学びから活かせる部分を抽出して実行する『行動力』と自らのブランドも立ち上げる『立案力』を兼ね備えています。

しっかりとした甘味と滑らかさ

飲んでみると最初は非常にしっかりとした甘味と、滑らかさを感じることができます。長年熟成させた赤ワインの底に貯まるような「おり」を、搾った段階で大量にミックスした状態のとろりとした、クリーミーな口当たりが濃厚ながらシンプルな甘うま味を作っています。しかしながら、中盤から見えてくる柔らかさのある酸味が前半の厚みを拭い去り、余韻の必要以上のべったり感を防いでくれています。依然としてうま味はあるものの、次の杯に手が伸びていく味わいです。

低めの温度で甘みを楽しむ

しっかりとした甘味に支えるような酸味を持つお酒であることから、低めの温度で飲むことで香りに締まりを生み、味わいも甘味の要素が減じることで相対的に酸を感じられ軽さが出てきます。温度が上昇する前に細めの小さなグラスで飲むと良いでしょう。

甘いものとの相性も◎

酒粕や原材料のクリーミーさや、乳酸の印象を生かして、マスカルポーネやリコッタのようなナチュラルでフレッシュなチーズに、酸味を程よくもったジャム(オススメはブルーベリー)との相性が楽しいでしょう。

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また、酸味に甘味を合わせていく印象で、レモンケーキもより一層のクリーム感を楽しめます。
塩味との相性だと、酒粕を用いて仕込みをかけた塩辛も、普段とは違った側面を見せてくれそうです。

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おわりに

普段、あまり甘いものを飲まないというお父さんにケーキとにごり酒のペアリングを提案してみるのはどうですか?意外な組み合わせだからこそ、新たな発見があるかもしれませんよ。

コンテンツ提供:saketaku

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