傘寿(さんじゅ)とは、80歳を迎えたことを祝う長寿祝いの一種です。
両親や配偶者がもうすぐ80歳になるから傘寿を祝いたい、と考えている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、プレゼントを贈るのか、食事会を企画するのかなど、祝い方にお悩みではないでしょうか?

そこで今回は、自分の親や義理の親、配偶者の傘寿を祝ったことのある225名の方に、傘寿の祝い方について伺いました。
傘寿のお祝いの仕方にどのようなものがあるのか見てみましょう。

傘寿の祝い方、多かったのは食事会

最初にお聞きしたのは、どんな形でお祝いをしたかという質問。80歳という長寿を祝う傘寿祝いでは、どんなことをした方が多いのでしょうか?

画像: 傘寿の祝い方、多かったのは食事会

傘寿祝いには「食事会」をしたと答えた方が72.8%と圧倒的に多く、「品物をプレゼント」「旅行をプレゼント」が後に続く結果となりました。

傘寿は家族で祝う方が多数

では、傘寿祝いはどんな方と一緒にお祝いしているケースが多いのでしょうか?
実際に一緒にお祝いした方をお答えいただきました。

画像: 傘寿は家族で祝う方が多数

最多回答となったのは「自分の親」。お父さんの傘寿をお母さんと一緒にお祝いしたり、おじいちゃんおばあちゃんの傘寿をご両親とお祝いしたりするケースが多いのでしょう。
「自分の配偶者」「自分の子ども」と答えた方も多く、家族みんなで傘寿祝いをしている方が多いことが伺えます。

また、数は多くはありませんが、傘寿を迎える方のお友達やご近所さんも一緒にお祝いをしたという方も。にぎやかな集まりが好きな方のお祝いなら、家族以外の方も招いてわいわいお祝いするのも良さそうですね。

家族の傘寿はどこで祝った?

続いての質問は、傘寿祝いをした場所について。どんな場所でお祝いをした方が多いのでしょうか?

画像: 家族の傘寿はどこで祝った?

上位3つはすべて「料亭・割烹」「ホテルや旅館の宴会場など」といった、外食ができるお店となりました。大切な節目のお祝いですから、やはり特別感のあるお店でお祝いをする方が多いようですね。

かけた費用は1万円以上3万円未満が最多

料亭で食事会をするにしても、プレゼントを渡すにしても、費用はかかるもの。では、傘寿祝いはどれくらいの予算で行うものなのでしょうか?
実際にかかった金額を尋ねました。

画像: かけた費用は1万円以上3万円未満が最多

最も多かったのは「1万円以上3万円未満」という回答でした。次点も「3万円以上5万円未満」となっており、3万円前後の予算でお祝いをした方が多いようです。

一方で、「1万円未満」と答えた方や「10万円以上」と答えた方も多数。祝い方もさまざまなら、予算もさまざまなようですね。

親や配偶者の傘寿祝いに関する思い出・エピソード

最後に、傘寿祝いをした際の印象深い思い出やエピソードを教えていただきました。ここでは、その一部をご紹介します。

傘寿祝いに食事会を開いた方のエピソード

・なかなか三世代全員で顔を合わせることがないが、食事会当日は久しぶりにみんな集まったので、母はとても喜んでくれた。(長崎県/58歳/女性)
・大勢が集まれるように自宅でしました。普段私達は顔を合わせることの少ない母の友人やご近所さんと一緒に、わいわいがやがやとお祝いが出来て、母はもちろんみんなが喜んでくれました。(奈良県/68歳/女性)
・回転寿司に一度も行った事がないと言うので連れて行ったら、タブレットで注文するなど色んな事にビックリしていた。(千葉県/58歳/女性)
・母の希望で手に入れた歌舞伎鑑賞をして、その後高級料亭で祝いの席を設けた。贔屓の歌舞伎役者を堪能して、至れり尽くせりのプロの接待を受けて、長生きしたいけどいつお迎えが来ても良い、と大変喜んでくれました。(愛知県/55歳/女性)

傘寿祝いにプレゼントを贈った方のエピソード

・プレゼントしたゴルフのドライバーを練習場で使っていたら、偶然会った私の同級生に褒められたと嬉しそうに言っていた。(神奈川県/53歳/女性)

・母の傘寿のお祝いに贈った皮のバッグをほとんど使わずにいつもピカピカに磨き上げていたのが印象に残っている。(宮城県/58歳/男性)

・お父さんに名前入りのお酒をプレゼントした。普段はそんなに喜ぶようなそぶりをしないお父さんが、にこっと笑ってしみじみとお酒の瓶を見ながら自分の名前と歳を連呼していたのが、何とも可愛くて印象に残っています。(茨城県/58歳/女性)

傘寿祝いに旅行をプレゼントした方のエピソード

・一泊二日の旅行先でお祝いしましたが、宿泊先が紫色のちゃんちゃんこと頭巾を用意してくれていて、それを身に付けた義父が恥ずかしそうな笑顔だったのが可愛らしくて印象的でした。(広島県/48歳/女性)

・父の希望で別府温泉に行った。子どもの頃、自分の両親は共働きで忙しかったが、毎年別府温泉に連れて行ってくれており、楽しい思い出が沢山あったので、皆で懐かしく思い出しながら過ごした。(福岡県/53歳/女性)

・旅行券をプレゼントしましたが、結局一緒に上海旅行しました。今思えば、最初で最後の親子旅行になりました。(長野県/68歳/女性)

持病をお持ちの方に傘寿祝いをした方のエピソード

・当時は要介護で、食事も制限が多かったので、着心地のよい寝間着やストレート果汁ゼリーをプレゼントしてお祝いをした。(東京都/53歳/女性)

・すでに認知症になっていた母親は遠出をすることが難しかったので、子どもたちと孫が母親宅に集まり食事会を開いた。日頃なかなか集まれないこともあり、終始和やかな笑いに包まれたひとときだった。(東京都/80歳/女性)

みんなで顔を合わせての食事会や、思い出の地でゆっくり過ごす旅行など、楽しげであたたかい思い出のエピソードが集まりました。みなさん、思い思いの祝い方で傘寿祝いをされていることがよく分かりますね。

おわりに

今回は、傘寿の祝い方に関するアンケート結果をご紹介しました。
傘寿のお祝いには、ご自身の配偶者や子どもなどご家族みんなで集まって食事会をしたりプレゼントを渡したりする方が多いことが分かりました。お祝いをする場所は料亭やレストランなどのお店が人気でしたが、ご病気などの事情からお家でお祝いをする方も多く、それぞれの都合に合わせた形で傘寿祝いをされているようです。
傘寿祝いをどんな風に行おうかお悩みの方は、今回の結果を参考にお祝いの仕方を考えてみてくださいね。

調査概要

調査区域:47都道府県
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2019年01月16日〜18日
有効サンプル数:225(ご家族の傘寿祝いをした経験がある30代以上の男女)

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