画像: 田舎から来た父と東京観光~上野・アメ横・浅草・隅田川【父と旅行】

頑固でうるさい父が単身で東京へ来ることになりました。子供の頃以来、父と東京を周遊することはありませんでした。まだ小学生の頃、上野動物園に連れていってもらった記憶がありますが、今回は成人してから初めてです。

田舎から上野駅に到着するので、そこから父と久しぶりの東京見学が始まります。

9:00~上野駅到着

朝に上野駅へ到着した父と久しぶりの再会になりました。年齢の割には、まだまだ元気な父。頑固なところは、相変わらずです。私はこのまま東京駅に行くつもりでしたが、上野の西郷像を見たいと強引に案内させられてしまいました。

上野公園の正式な名称は「上野恩賜公園」で、恩賜とは天皇から賜ったものという意味を持ち、昭和天皇が皇太子だった頃に、結婚記念として宮内省から東京に下賜されています。

上野公園には多くの観光スポットがありますが、西郷像は誰でも知っている有名スポットです。多くのドラマで取り上げられている西郷隆盛の銅像は、庶民にも親しまれやすい姿で今もなお、愛されています。

子供の頃、父に連れられて上野に来た時は、動物園へ行った記憶しかありません。今回はさすがに動物園には行きませんでしたが、シャンシャンブームもあって、最近の上野動物園は例年より賑やかです。こちらも機会をみて訪れたいと思っています。

11:00~アメ横商店街

画像1: istock

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上野公園からそのまま上野近辺を散策することになりましたが、父の要望でアメ横での買い物をすることになりました。父は何もいいませんが、どうも母へのお土産を買う様子です。アメ横は通称「アメヤ横丁」と呼ばれる商店街として、年末の買い物などでよくメディアで目にします。

アメ横で母へのお土産を買うというのは父らしいと思いつつ、自分から行くことのないアメ横で意外と楽しんでしまいました。
そろそろ腹が減ったという父に催促されて、近くで食事をすることに。

12:00~上野

上野エリアにはグルメなレストランが多く、老若男女や国籍を問わず多くの方が食事に訪れています。父にオシャレなレストランは想像出来なかったので、どこで食べるか、相当悩んでしまいました。まさか久しぶりに上京してきた父を、普通の食堂へ案内するわけにもいきません。

今回私たちが選んだのは精養軒です。精養軒の創業は明治5年の西洋館ホテルとされていて、日本でのフランス料理の嚆矢といえる老舗の西洋料理店です。そして現在の精養軒には本格的なフランス料理を出すレストランと、比較的軽めの洋食を出すカフェがあります。ランチなので気軽に父と食べられるカフェラン ランド―レを選びましたが、上野の緑が映えるテラス席での食事は爽やかな気分にさせてくれました。このチョイスは大正解で、父もご機嫌そうでひと安心です。食事の後は二人で浅草方面へ向かいます。

精養軒 上野本店 カフェラン ランド―レ

東京都台東区上野公園4-58
TEL 03-3821-2181
営業時間 喫茶 10:00〜20:00 お食事 11:00〜20:00 (ラストオーダー19:00)
定休日 : 無し

14:00~浅草駅

浅草は東京を観光するには外せないエリアです。雷門、仲見世通り、浅草寺と、多くの人がメディアで見たことのあるスポットが満載です。浅草は江戸時代から有名な景勝の地で、江戸時代も観光や娯楽のメッカとして当時の人々に愛された場所です。

遊郭や芝居小屋、相撲などの見世物が栄えた浅草のルーツは、現代にもしっかり生き続けています。
浅草を散策しながら雷門、仲見世通り、浅草寺を遠目にしつつ、私たち親子はスカイツリー方面に向かいました。

16:00~スカイツリー

スカイツリーへ行くには地下鉄を使いますが、押上駅、東京スカイツリー駅がアクセスの入り口になっています。

現在は東京スカイツリー駅と名称が変わっていますが、元々は業平駅といい、下町の風情が残っている懐かしい街並みが続いています。古き良き長屋のような木造民家が軒を連ね、小路には人の息遣いを感じる空間は、現代の私たちからしても、心温まる風景です。
この辺りの中心は隅田川が通っているため、昔から川魚類の食文化が残っています。うなぎ、ドジョウ、なまずなどは今でもこのエリアの名物料理として有名です。

画像2: istock

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18:00~隅田川

隅田川に沿って下町を巡った後は、日も暮れたので夕食をとることにしました。父にはちょっとしたサプライズを用意していましたが、果たして気に入ってもらえるか心配です。というのも、今まで食べたことのないものに挑戦してもらおうと思い、場所柄から「ドジョウ」を選んでみました。

どじょう料理店の暖簾をくぐった途端、一気に江戸時代の雰囲気に飲まれてしまった私たち親子。店内は江戸時代の姿をそのまま残したような店のつくりになっています。

泥臭いイメージのあるどじょう鍋は、意外にさっぱりとした淡泊な味わいと、鉄製の丸鍋が何やら食事を楽しくしてくれます。

頑固な父なので、どこで機嫌を損ねるかドキドキしていましたが、「どぜう鍋」と江戸時代のような大座敷にはご満悦の様子でした。

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