九州のお酒といえば、焼酎を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。焼酎も、もちろん美味しいですが、美味しい日本酒もありますよ。今回は佐賀県に蔵を構える矢野酒造の「肥前蔵心」をご紹介致します。有明の美味しい海苔を酒の肴に日本酒を楽しんでみませんか?
お酒造りは〝人づくり〞「矢野酒造」
1796年創業の矢野酒造。母屋は登録有形文化財に登録されており、長い歴史がある酒蔵です。
先代がこだわりを持って造った熟成酒を大切にしながら、フレッシュに飲めるお酒も製造。10種類の酒米や5種類の酒母を使い分けるなど、蔵にとっての最適解を見つけるために少量手造りで「肥前蔵心」を醸しています。
杜氏の矢野元英さん。矢野酒造の次男で元々は美術館で働いていました。しかし、ものづくりに興味を持っていたこともあり、造りたい酒を造るという意思を抱え、蔵に戻ったのだそう。酒米や酵母などの幅広い選択肢を活用し、良い意味でのチャレンジをしながら、酒造りに励んでいます。ものづくりを通して自分自身の成長を実感し、お酒造りは〝人づくり〞でもあると語っています。
甘味が嬉しい、なめらかな味わいの「肥前蔵心」
滑らかに溶け込んだうま味と、柔らかさをみせる甘味が主役のお酒です。バナナの果実香も甘味を下支えしています。後半に苦味や渋味は存在するものの、それほど主張は強くありません。
おすすめの飲み方は冷酒。甘味がしっかりと主張しながらもフルーツ香を感じ、甘味と酸のバランスが取れた味わいを楽しむ事が出来ます。
甘みとマッチしたペアリング
甘味と爽やかな味わいにマッチするのはお刺身。佐賀県の日本酒なので、どうせなら九州の地魚を、九州らしい甘くてうま味の効いた醤油とわさびで味わいたいですね。具体的には、アジ・鯖の刺身がベストマッチです。
おわりに
美味しいものがたくさんある九州。日本酒を片手に、お父さんと美味しい肴を探す旅に出てみませんか?普段とは違う新たな発見があるかもしれませんよ。
コンテンツ提供:saketaku
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