親御さんのために何かしようと思ったとき、「どのくらいお金をかけるべきだろうか?」と悩んでしまう方もいると思います。
親孝行にかける予算は人それぞれですが、他の人がどのくらい親孝行にお金をかけているのか参考にしてみたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、2018年に親孝行をした方が、親孝行のためにどのくらいお金をかけたのかを調査しました。
2018年にした親孝行、最も多かったのは「一緒に食事」
今回のアンケートにお答えいただいたのは、「2018年に親孝行をした」と答えた20歳〜49歳の男女224人。
その方々は、2018年にどんな親孝行をしたのでしょうか?
2018年にした親孝行1位は、「一緒に食事」で71.9%でした。
顔を合わせて話をしながらおいしい食事を楽しむのは、親御さんにとってもお子さんにとっても楽しい時間です。親孝行といえば食事会、という方が多いのも納得の結果ですね。
2位は「プレゼントを贈る」で65.6%。
ご両親の誕生日や結婚記念日、母の日や父の日などにプレゼントを贈ることで、感謝の気持ちを表す方も多いようです。
3位と4位には、1位の食事会と同じく親子一緒に楽しむ親孝行「一緒に買い物」「一緒に旅行」という回答が並びました。
5位以降には「会いに行く」「電話」「メール・LINE」といった、思いついたときにすぐできる、気軽な親孝行がランクインしています。
2018年にした親孝行では総額いくらくらい使った?
親孝行アンケート、続いて伺ったのは気になる「予算」について。
2018年に親孝行をした方は、1年間の親孝行に総額いくらくらい使っているのでしょうか?
円グラフの通り、それぞれの回答に満遍なく回答が集まり、票が分かれる結果となりました。
食事やプレゼント、旅行などはそれなりの費用がかかりますが、ご両親に会いに行ったり電話やメールをしたりするのにはほとんど費用がかかりません。それぞれの経済状況に合わせた親孝行を行っていることが見えてきますね。
最もお金を使った親孝行はいくらかけた?何をした?
先ほどの質問で具体的な金額をお答えいただいた方に、『2018年最もお金をかけた親孝行にはどのくらいのお金を使いましたか?』と尋ねました。結果はどのようになったのでしょうか?
アンケート結果は、こちらも総額と同様に金額がバラける結果に。しかし、こちらで最も回答者数が多かったのは、「1万円未満」、次いで「1万円以上3万円未満」でした。
お金はあまり掛けない代わりに、日常的に親孝行をしているという方が多いのかもしれませんね。
では、「最もお金をかけた親孝行」とはどんなことだったのでしょうか?
最多回答となったのは「プレゼント」で28.7%。わずかな差で「旅行」が2位となりました。3位の「食事」は12%となっています。
具体的に、どんな親孝行をしたのかも聞いてみました。
【プレゼント】と答えた方のコメント
・誕生日祝いのフラワーアレンジメント。(埼玉県/36歳/女性)
・還暦祝いの時計。(東京都/28歳/女性)
・古希のお祝いの胡蝶蘭。(大阪府/45歳/女性)
・母の日、父の日にプレゼントをした。(京都府/46歳/女性)
・お父さんとお母さんの結婚祝いのおそろいの財布。(宮城県/23歳/女性)
【旅行】と答えた方のコメント
・温泉1泊旅行。(福岡県/30歳/女性)
・結婚記念日に大阪へ一泊旅行。(岐阜県/38歳/女性)
・皆で行った沖縄旅行。(京都府/28歳/男性)
・一緒に台湾へ海外旅行に行った。(千葉県/29歳/男性)
・マウイ島の家族旅行。(東京都/36歳/女性)
【食事】と答えた方のコメント
・高級料理店に連れて行った。(茨城県/39歳/男性)
・ボーナスが出たので、鰻を食べに行った。(茨城県/38歳/女性)
・両親を連れて食べに行きたがっていたお店に食事に行った。(東京都/33歳/女性)
・孫との食事会をした。(愛知県/32歳/男性)
親孝行で「旅行」をプレゼントするなら予算はいくらにする?
今回のアンケート最後の質問は、親孝行旅行の予算について。
特に費用がかかるイメージのある旅行のプレゼントですが、予算はいくらくらいにしようと考えている方が多いのでしょうか?
やはり回答が大きく割れる結果となりました。
旅行は日数や行き先、ホテルや旅館のランクなどによって、かかる金額が大きく変わってきます。
「来年は父親が還暦を迎えるからハイグレードなホテルの宿泊をプレゼントしたい」といった方もいれば、「両親が高齢で海外旅行や長期旅行は難しいから、予算も抑えめ」といった方もいるのかもしれません。
おわりに
今回は、2018年に親孝行をした方を対象に実施した、親孝行にかける金額に関するアンケートの結果をご紹介しました。
親孝行の金額も、旅行の予算も、回答が大きく割れる結果となりました。親孝行に使う金額がバラバラということは、親孝行の形も人それぞれということでしょう。
お金がかからない電話やメールも親孝行のひとつです。使う金額にとらわれすぎず、どんなことをしたらご両親が喜んでくれるのかを考えて、親孝行をしてみてくださいね。
調査概要
調査区域:47都道府県
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2018年11月29日〜12月1日
有効サンプル数:224(2018年に親孝行をした、20代〜40代の男女)