普段、お母さんとゆっくり話せていますか?
ランチや買い物によく行くという方も、たまには親子でのんびり女子旅をしてみてはいかがでしょうか。

今回は草津や有馬と並ぶ日本三名泉の一つ、岐阜の『下呂温泉』をご紹介します。

東京から下呂温泉へのアクセスは新幹線を利用するのが一般的です。東海道新幹線に乗って名古屋駅へ向かい、その後は特急「ワイドビューひだ」で下呂駅を目指します。名古屋駅から下呂温泉へは直行バスも利用できます。

下呂温泉とは

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下呂温泉は約1000年もの歴史を持つ由緒ある温泉で、江戸時代から湯治場として栄えてきました。

「美人の湯」として名高く、泉質はアルカリ性単純泉で肌になめらかな独特の感じが特徴です。肌に優しく絡んで古い角質を取り、絹のようにスベスベにしてくれます。新陳代謝も良くなって、くすみも改善されそうです。

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自然や景観を楽しみたい方におすすめ

下呂温泉合掌村は、白川郷などから移築した合掌造りの民家で日本の原風景を再現した博物館です。農具や民具などを展示する民俗資料館では、合掌集落の生活文化を学ぶことができます。

工房では和紙や陶器の絵付けや、陶芸などが体験でき、「歳時記の森」では桜や紅葉など、季節の移ろいを見ながら散策が楽しめます。
全長175mの巨大な滑り台もあるので、話の種に一度滑ってみるのもいいかもしれません。

巌立峡は約54000年前の溶岩で形成された岩壁で、県の天然記念物に指定されています。高さ72m、幅120mと、その規模の大きさに圧倒されます。

溶岩が急に冷えて固まると、柱状の節理となります。岩の表面に近づいてみると、その様子が分かると思います。近くで見るだけでなく、対岸にある「巌立公園」から眺めるのもおすすめですよ。

小坂町には200以上の滝があり、滝をゴールにトレッキングをする人も多く訪れています。なかでも「三ツ滝」は比較的行きやすく、巌立公園から遊歩道を歩いて5分程で下段・中段・上段の迫力ある3つの滝が見られるのでおすすめですよ。

清流の飛沫で虹が見られたり、野生動物に出逢えることもあります。四季折々の変化を楽しみながら、滝めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

神社・お寺巡りがしたい方におすすめ

温泉寺の境内は、地蔵堂から続く173段の石段を上がったところにあり、下呂の町並みが一望できます。また、本堂前にある湯薬師如来尊像からは下呂温泉の霊湯が湧き出ています。温泉の歴史を記した「湯文」など貴重な文化財も所蔵されています。

毎年秋には紅葉ライトアップが行われ、多くの人が訪れます。紅葉を見ながら無料の足湯に浸かれるので、おすすめですよ。

浄福寺で有名なのは山門をくぐって左手にある「しだれ桜」です。鐘楼の傍らに咲き誇る見事な桜は市指定天然記念物で、樹齢は推定200年と言われています。

地上まで枝を垂らした姿は、しなやかで美しく、飛騨美濃さくら33選にも選ばれています。

平安時代の創設と言われるお寺で、中国宋朝の様式を伝える建築物は「天下の名刹」として知られています。

岐阜県指定の名勝である庭園「萬歳洞」は、茶道宗和流の祖として名高い金森宗和が作庭しました。落ち着いた雰囲気で、ついつい時間を忘れてしまいそうなスポットです。

他にも、雪舟筆の「大達磨像」や、樹齢約1200年を数える国指定天然記念物の大杉、勅使手植えの「ゆかりの梅」など、見所がたくさんあります。

「下呂(げろ)」と「無事に帰る(カエル)」の語呂合わせからカエルのご神体をお祀りしている神社です。

境内は手水鉢にカエルが乗っていたり、灯篭にカエルのマークがあるなど、カエル好きの方は見逃せないスポットになっています。賽銭箱へお賽銭を入れると「加恵瑠大明神」の声が聞けるので、試してみてはいかがでしょうか。

神社では、様々な色のさるぼぼ達が出迎えてくれます。さるぼぼは「猿の赤ちゃん」という意味です。災いが「さる」、猿のように子沢山、などと掛け合わせて昔から縁起の良いお守りとされてきました。
顔のないさるぼぼは、自分が怒っている時には怒っているように、嬉しい時には笑っているように見えると言われ、手に取った人の心を写す鏡だと言われています。

神社のすぐ隣には、浴槽の中が金色に光る「黄金の足湯」もあります。
さるぼぼグッズを購入するだけでなく、オリジナルのさるぼぼを作ることができるお店もあるので、旅の記念に寄ってみるのもいいと思います。

おわりに

自然豊かな下呂温泉は、心も体も癒される観光スポットがたくさんあります。

日頃忙しい方も、たまにはゆったりと穏やかな時間のなか、親子でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

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