日本の長寿のお祝いである「賀寿(がじゅ)」ですが、その中でも90歳をお祝いする「卒寿」は盛大にお祝いしたいものです。香り良く見た目も華やかなお花は、年代・性別を問わず、お祝いのときに用いられるアイテムです。そこで、卒寿のお祝いで贈るお花はどのようなものが良いのか、選び方や注意点について確認してみましょう。
卒寿のお祝いのプレゼントはお花がおすすめ
数え年で90歳を祝う「卒寿(そつじゅ)」。記念すべきお祝いのとき、どのようなものをプレゼントしたら良いのか迷う方も少なくありません。家族・親戚の中でも関係性がありますし、男女の違いでも何を贈ったら良いのか迷うでしょう。そこでおすすめなのが「お花」です。
花は万人に好かれ、卒寿のテーマカラーをもとに選びやすいのも大きなメリットと言えます。お祝いで集まる際にも華やかさを演出でき、おすすめのアイテムです。ここでは、卒寿の方に贈りたい花の選び方を確認してみましょう。
卒寿の花の選び方は?おすすめの花も紹介
卒寿のお祝いで贈る花は、できるだけ華やかなものが良いでしょう。花をあまり買ったことがない方や、どうやって見繕ったら良いかわからないという方も、花屋で「卒寿の祝い事で贈る」と言えば、予算に合わせて花束を作ってくれます。また、特別なお祝いだからと、相手のことを考えながら自分で花を選んでみるのもおすすめです。
卒寿の花はテーマカラーで選ぼう
卒寿のテーマカラーは「紫」です。日本では昔から、紫色は高貴な色として親しまれており、お祝い事にもよく用いられてきました。卒寿のほかにも喜寿や古希といった賀寿の際には紫色のものをプレゼントすることがあり、これと同じように卒寿の際にも紫のお花をプレゼントするのがおすすめです。
ちなみに、一口に紫と言ってもさまざまなカラーバリエーションがありますが、濃い紫であるほど高貴だと言われています。ただ、暗い印象を与える場合もありますので、濃淡の異なる紫を使って花束をまとめると彩りも鮮やかになります。
卒寿祝いにおすすめの花の種類は?
卒寿祝いで贈る花は、色合いや華やかさのほか、花言葉にも目を向けて選んでみると相手もきっと喜んでくれるはずです。
●トルコキキョウ
絹のように繊細な光沢があるトルコキキョウ。古くから親しまれている花です。花言葉は「希望」。卒寿を迎える方と家族の希望を表す品の良い花は、素敵な贈り物になるでしょう。紫、白、ピンクなど色のバリエーションも豊富なので、贈る相手のイメージに合わせて、花束にしてはいかがでしょうか。
●スイートピー
色は白、赤、紫があり、色とりどりのスイートピーを合わせると、とても可愛らしい花束になります。花言葉は「やさしい思い出」。お祝いの席で、懐かしい昔話を家族で語るのに、ぴったりの花言葉です。
卒寿の花は生花とプリザーブドフラワーのどちらが良い?注意点も解説
卒寿祝いで花をプレゼントするときは生花とプリザーブドフラワーのどちらが良いのでしょうか。どちらの花にもそれぞれメリット・デメリットがあり、こうしたお祝い事のときにはまず「相手の好みを考える」ことが大切です。
生花のメリット・デメリット
生花は、何といっても美しさが魅力です。ボリュームもたっぷりで、印象に強く残るためお祝いにはぴったりと言えるでしょう。
●生花のメリット
・美しい
・プリザーブドフラワーに比べボリュームがある
・種類が多い
・時期によって旬を楽しめる
●生花のデメリット
・枯れるため楽しめる日数が限られる
・お世話をする必要がある
プリザーブドフラワーのメリット・デメリット
生花とは違い数年楽しむことができるプリザーブドフラワーは、インテリアとしても人気です。花のお世話があまり得意でない方へのプレゼントは、生花ではなくプリザーブドフラワーが良いでしょう。
●プリザーブドフラワーのメリット
・日持ちする
・お手入れをしなくても良い
・カラーバリエーションが豊富
●プリザーブドフラワーのデメリット
・生花に比べると種類が少ない
・生花よりインパクトに欠ける
・割高
まとめ
卒寿などの賀寿には、お祝いをする方の好みの花をプレゼントしましょう。また、テーマカラーを理解し、相手のことを思いながら花言葉をチェックして花を選ぶのも良いでしょう。今回ご紹介した選び方を参考にして最適な花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。