旅行が好きなお母さんには、物よりも旅行をプレゼントしたほうが喜ばれることが多いものです。
いつも自分を見守っていてくれて、時には助けてくれるお母さんに母娘温泉旅行をプレゼントして、日頃の感謝を伝えたいですね。
母と娘、女性同士の旅行なので、旅先は「美人の湯」「美肌の湯」と呼ばれている温泉地から選んでみてはいかがでしょうか?
今回は、母娘温泉旅行におすすめの、美人や美肌になれると噂の温泉の特徴や、周辺の見どころをご紹介します。
日本三大美人の湯
「日本三大美人の湯」とは、その温泉の泉質や効能から、美肌効果が期待できることで有名な温泉のことです。
群馬県の川中温泉、和歌山県の龍神温泉、島根県の湯の川温泉の3カ所が日本三大美人の湯として知られています。
それぞれの温泉について、その特徴などをチェックしてみましょう。
川中温泉(群馬県)
川中温泉はカルシウム硫酸塩泉の泉質を持ち、冷え性や美肌効果が期待できるとされています。
源泉がぬるめ(34.6℃)のため、加温していない露天風呂であればゆっくりつかっても湯あたりしにくいでしょう。
1回あたり30分〜1時間の入浴を繰り返すことで、ぬるま湯の効果を実感できるといわれています。
ただし、温泉に長くつかるときは体調に合わせて時間を調節するなど、十分注意して入浴してくださいね。
また、川中温泉は山深い吾妻温泉郷の中にあります。
およそ3.5kmにわたる吾妻渓谷は、秋は紅葉の名所。時期が合えば、紅葉狩りもおすすめです。
龍神温泉(和歌山県)
龍神温泉の泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、少しぬめりのある肌触りのいいお湯。肌の余分な脂を落として、しっとりさせてくれます。
効能としては、冷え性や神経痛、肩こりなどに効果が期待できます。
また、山深い「高野龍神国定公園」に位置する温泉なので、周りの静けさと山あいの自然あふれる景色を、温泉につかりながら存分に楽しめるでしょう。
湯の川温泉(島根県)
100%源泉かけ流しの湯の川温泉は、循環をさせていないため新鮮な温泉そのもの。
泉質は低張性弱アルカリ性冷鉱泉であり、湯上がりには肌がすべすべになるという声がよく聞かれる温泉です。
効能は、冷え性や筋肉痛、関節のこわばりなどに効果があるとされています。
湯の川温泉の温泉街は昭和の情緒漂う閑静な雰囲気で、湯冷ましがてらお散歩も楽しめるでしょう。
ちなみに、日本有数のパワースポットである出雲大社には、電車で1時間ほどでアクセス可能。母娘で参拝のために足を伸ばしてみるのも良いですね。
日本三大美肌の湯
肌への効能が特に良いとされて選ばれた「日本三大美肌の湯」。
栃木県の喜連川温泉、島根県の斐乃上温泉、佐賀県の嬉野温泉の3カ所が有名です。
それぞれの温泉について、その特徴などをチェックしてみましょう。
喜連川温泉(栃木県)
喜連川温泉は、ナトリウム塩化物泉の泉質を持ち、とろりとした肌触りと透明な茶褐色の湯が特徴の温泉です。
塩化物泉には保湿効果があるとされ、湯上がりには化粧水いらずで肌がしっとりすべすべになると評判。
ニキビやしもやけ、切り傷などに効果があるといわれています。
喜連川温泉は丘陵地帯に位置する温泉のため、観光地のような温泉街はありませんが、ちょっとしたお土産や軽食のある道の駅や、日帰り温泉施設、宿泊できる旅館もあります。
斐乃上温泉(島根県)
斐乃上温泉の泉質は、アルカリ性の単純温泉。効能は、神経痛や関節痛、冷え性、疲労回復などです。
柔らかな肌触りで肌への刺激が少なく、良質でクセの少ない温泉。ややとろみのあるお湯は、まるで化粧水に全身つかっているようななめらかさがあるといわれています。
船通山の山麓に位置する小さな温泉地で、旅館と民宿が1軒ずつあり、素朴な雰囲気・風景が魅力的です。
街の喧騒から離れてゆっくり過ごしたい母娘にぴったりですね。
嬉野温泉(佐賀県)
嬉野温泉は、ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物温泉の泉質を持ちます。
主な効能は、筋肉痛や冷え性、疲労回復、健康増進など。
ナトリウムを多く含む重曹成分が、角質化した皮膚をなめらかにしてくれることから、美肌に良いとされています。
町の中心部に湧く温泉なので、周りには50軒ほどの旅館が軒を連ねています。
充実した温泉街には数々の飲食店やお土産店もあり、多くの観光客が訪れます。にぎやかな雰囲気を楽しみたい母娘におすすめの温泉地です。
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おわりに
今回は、母娘温泉旅行におすすめの「日本三大美人の湯」「日本三大美肌の湯」の特徴や、周辺の見どころなどをご紹介しました。
温泉にゆっくりつかりながら、普段話せないことを話したりお母さんの背中を流してあげたりすることで、日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。
美人や美肌に近づくとともに、母娘の絆が深まる旅行になると良いですね。ぜひ、母娘で相談してお気に入りの温泉地を選んでください。