子どもの頃、両親へ絵や工作をプレゼントした記憶はありませんか? しかしいつからか、大人になった私たちは手作りの品を両親へ贈らなくなります。でも、いくつになってもやっぱり子どもからの手作りの品は喜ばれるのでは…?

画像1: 両親へ手作りギフトを贈ろう! 五島夕夏がランプ作りに挑戦!

そこで本日は、私、イラストレーターの五島夕夏(ごとうゆうか)が、両親にプレゼントするためのハンドメイドギフトの手作り体験をしてみます。さて、いったいどんなギフトを作るのでしょうか?

両親への日頃の感謝をカタチにすべく! 東京都台東区谷中にある“谷中銀座商店街“にやってきました。

画像2: 両親へ手作りギフトを贈ろう! 五島夕夏がランプ作りに挑戦!

谷中銀座商店街といえば、今や平日でも観光客で賑わう人気スポット。下町情緒あふれる景色の中にお惣菜屋さんや和雑貨屋さんが立ち並び、レトロでのんびりとした空気が漂います。

異国のランプに魅せられて

画像1: 異国のランプに魅せられて

そんな賑やかな商店街の中でもひときわ目を引くお店がこちら、ZAKURO らんぷ家さん。

画像2: 異国のランプに魅せられて

店内に入ってビックリ。
それはそれは美しい、色とりどりのランプが所狭しと飾られています。

画像3: 異国のランプに魅せられて

ここ、ZAKUROらんぷ家さんは日本で最初のトルコモザイクランプ専門店だそうで、販売だけでなく、モザイクランプの製作体験も行っているんですよ。

画像4: 異国のランプに魅せられて

ということで今回は、両親へ贈るプレゼントとして、初のモザイクランプ作りに挑戦したと思います。

どきどき、がんばるぞ〜!

画像5: 異国のランプに魅せられて

はじめに、ランプの種類とサイズを選びましょう。
私は小ぶりで可愛いすずらんタイプをチョイスしました。このサイズで、だいたい早い人だと1時間30分くらいで完成するそう。

画像: ▲手順が書いてあるシートが配られるぞ

▲手順が書いてあるシートが配られるぞ

種類とサイズが決まったら、さっそく製作スタート。
まずは、ランプの上下に貼付けるパーツを選んでいきます。

画像: ▲キラキラ輝くガラスのパーツ

▲キラキラ輝くガラスのパーツ

画像6: 異国のランプに魅せられて

少し悩みましたが、どんな色にも合いそうなホワイト系のパーツを選びました。

画像7: 異国のランプに魅せられて

パーツが決まると、スタッフの方がランプのベースに糊(のり)を塗ってくれるので、糊が乾くまでの10分くらいの間に、ひとつずつパーツを貼付けていきます。

画像: ▲ぐるりと一周するように貼付ける

▲ぐるりと一周するように貼付ける

ぺたぺたぺた。

なんだか、小学校の図工の時間を思い出すなあ。
パーツがガラスにピタッと密着する感触、気持ちがいい。

画像8: 異国のランプに魅せられて

次は、ランプの中央に貼る大きなモチーフ作り。
デザインの大部分を占める重要な作業です。
ひし形や四角のパーツを組み合わせ、自分だけのオリジナルデザインを考えます。

しかしここで、ある問題が発生しました。

画像9: 異国のランプに魅せられて

パ、パーツの種類が多すぎてなかなか選べないよ〜!

カラフルで種類豊富なパーツを目の前に、プチパニック。
お母さんとお父さん、何色が好きだっけ……?
両親に喜んでもらいたくて、ついついじっくり考え込んでしまいます。

思えば私は昔から、とにかく両親に褒められたい子どもでした。

褒めてもらうことが原動力だった

画像: ▲生まれたばかり、梅干しのような私

▲生まれたばかり、梅干しのような私

絵本が大好きで、白い紙があると落書きばかりしていた幼い頃。
毎日、たくさんの絵を描いて過ごす日々。

画像1: 褒めてもらうことが原動力だった

そんな幼い子どもの絵を、イラストレーターである父は黙ってじーっと見つめていました。

画像2: 褒めてもらうことが原動力だった

陶芸の講師をしている母は私と同じように絵本が大好きで、大げさな演技をしながら毎晩何冊もの絵本を読んでくれました。
そして父と母は私の絵を、誰よりも褒めて愛してくれました。

画像3: 褒めてもらうことが原動力だった

今ではイラストレーターとして活動する私を、両親は心から応援してくれています。
いつも支えられている感謝の気持ちが、少しでも伝わると良いんだけど……。

両親を想う2時間半

画像1: 両親を想う2時間半

思い出に浸りながら手を動かして、なんとか大きなモチーフのデザインが決定しました。
母が好きなターコイズブルーと、父に似合うオレンジを組み合わせた、お花のような形です。

画像2: 両親を想う2時間半

再び糊を塗ってもらい、先程と同じようにパーツをぺたぺた。
バランスに気をつけて、慎重に……うん! なかなか良い出来です。

画像3: 両親を想う2時間半

続いて残ったスペースに貼付ける、小さいモチーフのデザインも考えます。
パーツを並べているうちにだんだんと、ジグソーパズルを作っているような気分になってきました。組み合わせは無限大ですね。

画像4: 両親を想う2時間半

小さいモチーフも貼付け終えたら、最後にガラスのビーズで残った隙間を埋めていきますよ。
ビーズの種類もこれまた豊富で、何色を選ぶか迷っちゃう……!

画像: ▲ブルー・イエロー・ホワイトのビーズを混ぜてみました

▲ブルー・イエロー・ホワイトのビーズを混ぜてみました

画像5: 両親を想う2時間半

スプーンでビーズをすくい、ウェットティッシュで押し込むように貼付けます。
仕上げ作業こそ、丁寧に、丁寧に!
とうとう完成が近づいてまいりました。

画像6: 両親を想う2時間半

作業開始から約2時間半。
もしかすると最近で一番、両親への想いと向き合う時間になったかもしれません。

そしてそして、スタッフの方に最終チェックをしてもらい……

画像7: 両親を想う2時間半

ついに、オリジナルモザイクランプ、完成いたしました!!

画像8: 両親を想う2時間半

じゃじゃ〜ん! いかがでしょうか?
両親への感謝の気持ちをギュッと押し込めた、世界に一つだけのモザイクランプ。
喜んでもらえるといいなあ。
残りの仕上げは、ZAKUROらんぷ家さんが行ってくれるので、あとは届くのを待つのみです。

感謝をカタチにしてみたら

それから数週間後、実家にランプが届いたとの報告を聞きつけたので、遊びに行ってみました。

画像1: 感謝をカタチにしてみたら

きゃあ〜!か、かわいい!

完成品は綺麗に仕上げられ、土台もしっかり付いています。

画像2: 感謝をカタチにしてみたら

ガラスから優しい光が透け漏れて、見ているだけで癒される……。
肝心の父と母は、「引っ越したばかりで、ちょうど新居にランプが欲しかったところだったんよ。しかもそれが娘の手作りなんて、最高〜」と笑顔で喜んでくれました。

画像3: 感謝をカタチにしてみたら

いつの間にか大人になり、働き、慌ただしく過ぎていく毎日。
そんな日々の中、いったいどれだけ両親の顔を思い浮かべられているのでしょうか。

父のために、母のために……。
大事な人を想う時間は、実は誰よりも自分のために必要なことだったんだと、今日気づくことができました。
これからも親孝行、がんばるよ。
みなさんも、よい親孝行ライフをお過ごし下さい。

それではさようなら〜!

ライター/五島夕夏
写真/高山諒
編集/サカイエヒタ(ヒャクマンボルト)

取材協力:
ZAKUROらんぷ家
東京都荒川区西日暮里3-15-5
Tel . 03-3822-0610
営業時間:AM11:00〜PM19:00(体験最終受付16:00まで)

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