自分の両親や義両親へ、どんなときにどんなプレゼントを贈っていますか? 全国に28000人の部員を擁する女子部JAPAN(・v・)がリアルな声を交えながら、贈り物をするときに気をつけたいポイントや、知っておくべき贈り物の基本知識をご紹介。「きめ細やかな贈りもの講座」シリーズを読み込めば、贈り物のプロになれるかも!第1回は、プレゼントを贈るタイミングについてお届けします。

1、親や義理の親へ贈り物をする機会はいつ?

お誕生日、還暦祝いなど個人的なイベントから、母の日や父の日、お中元、お歳暮などの恒例の習慣まで、自分の両親や義理の両親へ贈り物をする機会は年に何度も訪れます。「両親の誕生日にはプレゼントを贈っているけど、義両親の誕生日までは…」「お中元やお歳暮は身内間でも贈るべき?」など、自分が当たり前と思っていることでも、それが一般的なのか、みんなはどうしているのかが気になりますよね。

そこで、女子部JAPAN(・v・)部員158人に、どんな機会に贈り物をしているのか聞いてみました。

Q、自分の両親にギフトを贈っているライフイベントや記念日はいつですか?(複数回答可)

画像: 回答者数 158人(うち既婚者73人/独身85人)

回答者数 158人(うち既婚者73人/独身85人)

圧倒的に多かったのが「母の日」で7割以上。続いて「誕生日」、「父の日」と続きます。「父の日」よりも「母の日」にあげている人が2割も多いという結果になりました。

Q、義理の両親にギフトを贈っているライフイベントや記念日はいつですか?(複数回答可・既婚者のみ)

画像: 回答者数 73人(既婚者のみ)

回答者数 73人(既婚者のみ)

贈る相手が義両親の場合も、「母の日」が一番多く6割ほど。続いて多かった「誕生日」は4割ほどで、自分の両親の場合より3割少ない結果になりました。よりプライベート感の強い誕生日は、自分の両親だけに贈り、義両親には母の日や父の日で感謝の気持ちを伝えるという人も多いようです。

「お中元・お歳暮」を両親や義両親へ贈っている人は、全体の1割〜2割弱と全体的には少なめ。その内訳では、義両親へ贈っている人が若干多いという結果が出ました。

また、少人数ですが、定番のイベント以外にも敬老の日や退職祝い、帰省時、旅行のお土産などのタイミングで贈っている人も。贈り物は定番のイベントに限らず、さまざまな機会で贈っているというパターンも多いようです。

画像: Q、義理の両親にギフトを贈っているライフイベントや記念日はいつですか?(複数回答可・既婚者のみ)

2、タイミングを逃さないのが贈り物上手になるコツ

贈り物上手になるためには、贈るタイミングを外さないことが大切です。特に、還暦祝いや退職祝いなど人生の節目となる大事なお祝いごとや、時期が大切となる季節の贈り物などは、タイミングを逃してしまうと気持ちが伝わりにくくなってしまうこともあります。それぞれに相応しい時期を守るようにするのがポイントです。

誕生日・記念日・母の日・父の日

お祝いの時期が明確なイベントであれば、できるだけ当日までに贈るようにしましょう。もしも当日を過ぎてしまうようであれば、電話やメールでお祝いの言葉だけでも先に伝えるのがいいですね。

還暦のお祝い

誕生日当日やお正月、お盆、敬老の日など、祝う時期がさまざま。お祝いする日は厳密に決まりがなく、現在ではお祝いする側で時期を決めるものとされています。最近では満60歳の誕生日に還暦祝いをするのが一般的になりましたが、数え歳で61歳になるお正月から節分の頃までに行うのが本来のスタイル。誕生日に行わない場合は、親族が集まりやすいお正月やお盆などを選ぶと、たくさんの人でお祝いすることができます。

お中元・お歳暮

お中元やお歳暮を贈る時期は、地域によって違うので注意が必要です。お中元なら、関東は7月初旬〜7月15日、関西は7月下旬〜8月15日。お歳暮なら、関東は12月初旬〜12月31日、関西では12月13日〜12月31日までとされています。地域が違う相手へ贈る場合は、時期を確認して贈るようにしましょう。

中には「お中元やお歳暮を渡すタイミングがずれて渡せないままに…。それ以来、渡さないことにしちゃいました(くみぼう/50代)」という体験談も。一度贈りそびれてしまうと、それがきっかけで贈りづらくなってしまうこともあります。贈り物のタイミングを守ることが、贈り物上手になるコツのひとつなのです。

3、実家と義実家ではルールを決めておくのがベスト!

結婚をすると、自分の両親に加え義両親へ贈り物をする機会も増えます。義両親の場合は品物選びにもより気を遣いますし、ご主人の兄弟との関係も気になるところ。そこで、実家と義実家の贈り物にはあらかじめルールを作っておくのがおすすめです。

画像: 3、実家と義実家ではルールを決めておくのがベスト!

このように、自分の両親と義両親にはきちんと公平に贈るようにしたり、義両親にはまめに贈り物をして感謝の気持ちを伝えるなど、あらかじめルール作りをしている人がいました。今後の義両親との付き合いを円滑にするためにも、人生の節目のお祝いにはタイミングを逃さずに贈り物をしたり、こまめに感謝を伝えることが大切なようです。

4、定番イベントでなくても、贈ると喜ばれるタイミングも

贈り物をするタイミングは、定番のイベントだけにこだわる必要はありません。中には、こんな体験談も。

画像: 4、定番イベントでなくても、贈ると喜ばれるタイミングも

このように、日頃の感謝やお祝いの気持ちを伝える以外にも、贈り物で自分らしい気持ちの伝え方をすることができます。イベントや慣習にこだわらず、何かを伝えたいと思ったタイミングで贈るのもいいですね。

<ミニコラム>
兄弟合同で贈ると、喜びも倍増? 

両親や義両親への恒例のプレゼントなら、兄弟姉妹でお金を出し合って贈るのもおすすめです。プレゼントに予算を多く使えるので品物選びにも幅が出るほか、兄弟間のコミュニケーションにもひと役買ってくれるかも。ただし、ある程度の注意も必要です。

画像: 第1回 実両親・義両親へのプレゼントは、どんなタイミングで贈ればいい?/きめ細やかな贈りもの講座

このように、思いがけない亀裂が生じてしまうことも。代金はきちんと折半したり、現金のやり取りが難しいようなら振り込みなどを利用して、お互いが気持ちよく、合同での贈り物ができるようにルールを作るようにしましょう。

中にはこんな素敵な合同プレゼントも。「いとこ全員が就職した年から、連名で祖母にお年玉をあげています。今までずーっともらっていた分、少しは恩返しになるかな?と思って。祖母もうれしそうだし、両親たちもうれしそうなので、やって良かった!(いとい/30代)」
このように、孫一同で祖父母に贈り物をするのもいいアイデアですね。

贈り物で一番大事なことは、相手への感謝の気持ちを贈り物に託して伝えること。そのためには、身近な間柄でも最低限のマナーを守ったり、大事な節目のお祝いはタイミングを逃さないなど、ちょっとした気遣いをすることも忘れないようにしましょう。

そして、決まったイベントにこだわらず、気持ちを伝えたいタイミングで贈り物をすることでもまた、相手との関係を深めることができるはずです。

女子部JAPAN(・v・)

シニア向けのスマホ講座のカリキュラム作成や講師を担当、スマホの使い方ガイドを制作・監修するなどをしている女子集団。スマホ以外でも、女子にまつわるさまざまな情報を発信したり、イベントを開催しています。

イラスト/なかがわみか

参考文献/手紙の書き方と贈り物のマナー 著・矢部惠子

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