iPhoneの電話やメールをマスターしたり、アプリをiPhoneに入れられたら、次はスマホで写真撮影をしてみましょう。旅先で出合った絶景や、庭先で咲いた美しい花々、お孫さんの可愛い表情など、この瞬間を写真に残しておきたい!という経験は誰にでもあるはず。そんな時にサッと取り出して、すぐに写真を撮ることができるのがスマホの魅力です。第4回目は、iPhoneの写真撮影の基本について丁寧に解説します。
撮影画面の各ボタンを覚えましょう
iPhoneのカメラで撮影する
iPhoneで写真を撮影するには、「カメラ」のマークをタッチします。
被写体に向かってiPhoneを構え、画面に映してみましょう。
白丸のシャッターボタンを軽くポンとタッチすると、シャッター音が鳴って写真を撮影することができます。iPhone 8以前の機種をお使いの方は、ホームボタンと間違えないように注意しましょう。
iPhoneは縦に構えても、横に構えてもOK。横向きに構える場合、音量ボタンがシャッターボタン代わりになり、デジカメのように構えて撮影ができます。
撮影方法を切り替える
iPhoneのカメラでは、通常の縦長・横長の写真を撮る以外に、正方形の写真やパノラマ写真、動画など、撮影方法を変えて撮影することもできます。
撮影画面の下に「写真」とあるので、そこを指で左右に移動させると、「ビデオ」や「スロー(ゆっくりした動画)」「スクエア(正方形の写真)」「パノラマ(横長の写真)」など数種類の撮影方法に切り替えることができます。
「写真」の文字付近を指で押さえて左へ少しだけ移動させると、「ビデオ」に切り替わり、動画撮影が簡単にできます。シャッターボタンが赤色に変わるので、このボタンを押すと動画撮影がスタートし、もう一度押すと終了します。
撮影した写真を確認する
写真を撮影したら、きちんと撮れているかすぐに確認したいですよね。簡単に確認するには、シャッターボタンの左にある小窓をタッチすると、撮影したばかりの写真を見ることができます。
写真部分を左から右へ指を移動させていくと、これまで撮影した写真を新しいものから順に見ることができます。また、右上の「すべての写真」をタッチすると、iPhoneに保存されている写真を一覧で見ることも。撮影に失敗した場合は、その場で右下のゴミ箱マークをタッチして消去できます。
暗い場所ではフラッシュを使う
夜の撮影や照明を落とした部屋の中など周囲が暗い場合は、フラッシュを使って撮影することができます。
あとは、いつも通りに被写体を画面に写して、白丸のシャッターボタンをタッチします。
白丸のシャッターボタンをタッチすれば、フラッシュ撮影ができます。フラッシュを使う場合は手ブレしやすいので、iPhoneをしっかり手で固定して撮影するようにしましょう。
カメラを内側に切り替えて「自撮り」をする
「自撮り」という言葉は聞いたことがありますか?iPhoneを手に持って、自分自身を撮影するということです。この自撮りをするには、カメラの向きを切り替える必要があります。
通常、画面に映っているのは、自分から見て向こう側の景色。このカメラは外側を写す「フロントカメラ」と言います。撮影画面の右下(横に構えた場合は右上になります)のカメラマークをタッチすると、画面が自分側に切り替わります。
こちらのカメラは、内側を写す「インカメラ」と言います。インカメラにすると、iPhoneを手に持ってぐっと手を伸ばすと、自分や自分の周りの人を撮影することができます。
旅先などで自分たちを撮るのに、誰かに撮影を頼んだり、固定してタイマーを使うよりも、簡単に自分たちの写真を撮ることができます。
タイマーを使って集合写真を撮る
旅行などで友達や家族と集合写真を撮る時に便利なのが、タイマー機能です。撮影画面の右上から二番目にあるタイマーのマークをタッチしましょう。
「オフ」「3秒」「10秒」と選べますが、撮影までに少し余裕のある「10秒」がおすすめです。「10秒」をタッチすると、タイマー撮影ができる状態になります。
タイマーを使う場合は、iPhoneを立てておけるスマホスタンドなどを利用して、必ず固定した状態で撮影を行います。
固定した状態で白丸のシャッターボタンをタッチすると10秒間のカウントが始まり、画面に大きくカウントの数字が表示され、10秒後にシャッターが切られます。その際、撮影が10回連写されるので、しばらく動かないようにします。
自動的に10枚が撮影されているので、その中から一番良い表情のものを選ぶこともできます。
〈ミニコラム〉
孫や動物の撮影はシャッターボタンを長押しして連写!
お孫さんや愛犬などを撮る機会は多いでしょう。しかし、どちらも動きが激しくて、上手にiPhoneで撮影できない…という方は、連続して写真を撮影できる、連写で撮影してみましょう。
撮影画面でシャッターを切るときに、通常は軽くタッチするとシャッターが切れますが、シャッターボタンに指を当てたままにすると連写が始まり、指を離すと連写が終わります。連写スピードがかなり速いので、焦らずに操作しましょう。
撮影した写真は「写真」を開くと確認できます。連写した写真には、左上に「バースト(○枚の写真)」と入っています。
まとめ
iPhoneのカメラは、フラッシュ撮影ができたり、タイマーが使えたりと、デジカメなどと同じように使うことができます。iPhoneの場合は持ち運びしやすいので、いつどこへ行った時でもカメラ代わりとして使えるのも便利です。ぜひ、素敵なシーンをカメラに収めてみてくださいね。
女子部JAPAN(・v・)
シニア向けのスマホ講座のカリキュラム作成や講師を担当、スマホの使い方ガイドを制作・監修するなどをしている女子集団。スマホ以外でも、女子にまつわるさまざまな情報を発信したり、イベントを開催しています。
イラスト/なかがわ みか